JAPANNEXTより2024年10月20日に発売した、49インチ量子ドット有機ELパネル(QD-OLED)搭載のDual WQHD(5120×1440)解像度ウルトラワイドゲーミングモニター「【UX49 2024版】JN-QOLC49G144DQ-HSC9L」(以降UX49 2024版)をお借りすることができました。
・・・はい。49インチです。
家にこのモニターが届いたとき、想像を超える大きさだったのでびっくりしました。
名前に「2024版」とあるとおり、前モデルの UX49 2023版 があります。
今回はバージョンアップした UX49 2024版 についてレビューしていきたいと思います。
UX49 2024版 の特徴
UX49 2024版 の特徴は以下のとおり。
- 49インチの画面サイズとDual WQHD(5120×1440)の高解像度
- 量子ドット有機ELパネル(QD-OLED)搭載
- 144Hzの高速リフレッシュレート、0.03ms(GTG)の高速応答速度
- Type-Cで最大90W給電
- LANポートなどインターフェースが充実
UX49 2024版 の仕様・外観
スペック
UX49 2024版 の仕様は以下のとおり
パネル種類 | QD-OLED(量子ドット有機ELパネル) |
サイズ | 49″(湾曲率R1800) |
バックライト | – |
輝度 | 250cd/m2(450cd/m2 APL10%時) |
リフレッシュレート | 144Hz |
コントラスト比 | 1500000:1 |
解像度 | 5120×1440 |
アスペクト比 | 32:9 |
応答速度(最大) | 0.1ms/0.03ms(GtoG) |
表面処理 | 光沢 |
表示色 | 10.7億色、 Area Ratio: sRGB 148%, DCI-P3 115%, Adobe 110%(キャリブレーションレポート付き) |
入力端子 | DP1 1.4 (5120×1440)@144Hz HDMI-1 2.1 (5120×1440)@144Hz HDMI-2 2.1 (5120×1440)@144Hz Type-C(USB-C)1 3.1 (5120×1440)@144Hz 同時給電最大90W USB-A 1 YES 3.0(KVM専用) USB-A 2 YES 3.0(KVM専用) USB-B YES 3.0(KVM専用) LAN RJ45 (100BASE-TX 100Mbps) |
消費電力 | 最大≦225W 通常≦80W スタンバイ≦0.5W |
スピーカー | 5Wx2 |
製品重量 | 約9.7kg |
VESAマウント | 100x100mm(M4×15mm) |
付属品 | DPケーブル、Type-Cケーブル、USB A-B ケーブル、電源ケーブル、 電源アダプター、マニュアル、保証書、 VESAマウント延長スペーサー、キャリブレーションレポート |
外観
前面はこのような感じ。
デスクと同じ横幅が120cmの湾曲率R1800のモニターは迫力がすごい。。。
背面はこのような感じ。
UX49 2024版は背面LEDのグラデーションや単色での表示切り替えも可能。
スタンドにはフックが搭載されているのでヘッドフォンなどかけることができます。
ケーブルマネジメント機能もあるので配線周りも安心。
高さ調整の稼働域は120mm。
チルト機能で+20度〜-5度の調整が可能です。
スイーベル機能で左右それぞれ20度の位置調整が可能。
DPケーブル、Type-Cケーブル、USB A-B ケーブル、電源ケーブル、 電源アダプター、マニュアル、保証書、 VESAマウント延長スペーサー、キャリブレーションレポート。
スタンドはドライバー不要で組み立てられるタイプ。(モニターを設置する機会が多いのでこのタイプのスタンドは助かります。モニターが重いので今まで使ったモニターの中で一番頑丈なスタンドでした。)
インターフェースはDP×1、HDMI×2、Type-C×1、Type-A×2、Type-B×1、オーディオ出力。
LANポートも搭載しているので、Type-C接続するだけでインターネットの有線接続も可能となります。
良いところ
超ウルトラワイドで仕事もゲームも快適!
UX49 2024版 のDual WQHD(5120×1440)の解像度は、フルHD(1920×1080)の約3.5倍。
この広大な画面で精密でクリアな画像を表示し、日々の作業での複数ウインドウ表示や、映像鑑賞で没入感のある試聴体験が可能となっています。
またIPSやVAパネルではなく量子ドット有機ELパネル(QD-OLED)を搭載しています。
QD-OLEDは高画質、広色域の表現が可能で、より色の正確性が求められるプロフェッショナルな用途や、ゲーム・映画鑑賞に適したものとなっています。
また 高リフレッシュレート144Hz対応で0.03ms(GTG)の高速応答速度を実現しており、動きの速いゲームでも滑らかな描画でプレイすることができます。
ゲーム利用でも水平方向の情報量が増えることでより臨場感あふれるゲーム体験が可能です。
複数の入力を同時に表示可能なPBP(ピクチャーバイピクチャー)・PIP(ピクチャーインピクチャー)機能にも対応しているので、作業をしながら別のデバイスの表示を同時に確認したいなどの利用が可能です。
仕事中はPBPでPCから2つのモニターとして認識させて、画面共有用のモニターとして活用しています。
また左側の画面で仕事して、右の画面でPS5とかのゲームを表示したりもできます(してませんよ・・・)
PBPはさらに「PBP 2Win 2:1」「PBP 2Win 1:2」の2つのモードがあり、スマホのような縦長画面を表示されておくこともできます。(使用時はType-Cケーブルをスマホ側に接続する必要あり)
メンテナンス機能で長期利用が期待できる!
UX49 2024版 は量子ドット有機ELパネル(QD-OLED)という有機物を発光させて映像表示する次世代ディスプレイ技術を採用しています。コントラスト比が一般のモニターよりも高く繊細な表現が可能となっています。
有機ELパネルはゲームのHPバーなど、常に長時間同じものを表示し続けると発生する焼け付きが問題となることがあるのですが、UX49 2024版 には長期間利用できるようにOLED焼け付き防止機能を搭載しています。
自動スリープやスクリーンセーバーなどかんたんに設定できるのも嬉しいポイントです。
設定方法は以下ページを参考にしてください。
PS5での120Hz接続対応
UX49 2024版 はPS5との120Hz接続に対応しているので、PS5でのゲームを大画面で楽しむことができます。
注意点として、表示はできるのですがモニター側のアスペクト比が32:9であるため、若干横に引き伸ばされて表示されます。
PBPで画面分割するとちょうど良い表示となりますので気になる方は試してみてください。
KVM機能搭載で複数のパソコンでマウスとキーボードを共有可能
KVM機能に対応しており、2台のパソコンを1組のキーボード・モニター・マウスで操作することが可能です。
パソコンごとにキーボード・マウスなどのデバイスを用意する必要がなくなり、さらにケーブルの差し替えの手間を省くことができるので、パソコンを複数台使っていて、デスク周りをスッキリさせたい人におすすめです。
TypeCケーブル1本接続!最大90Wで給電可能
Type-Cケーブル1本でPCとモニターを接続することができます。
さらに最大90WでPCへの給電も可能なので、高性能なノートPCであっても電源ケーブルで接続する必要がなくなります。
いろいろケーブルで接続してみました。
全体的にアスペクト比の関係で、水平方向に伸びてしまう傾向がありますね。
気になったところ
設置するデスクサイズの考慮が必要
大型モニターの宿命ではありますが、その重量を支えるためにスタンドのサイズも大きくなります。
そのため設置先のデスクスペースが小さいと窮屈に感じることがあります。
その場合はモニターアームを使うことでデスクスペースを占領せずにモニターを使うことができます。
デスクサイズで悩んでいる方は同社から発売されているモニターアーム「JN-ARM-GM112XDV」を試してみてください。「JN-ARM-GM112XDV」はモニターの重量15kgまで対応していますので、約9.7kgのUX49 2024版も支えることが可能です。
「JN-ARM-GM112XDV」の過去のレビュー記事はこちら
Dual WQHDに対応していないデバイスやソフトがある
UX49 2024版 の特徴の一つであるDual WQHD(5120×1440)解像度ですが、対応していないデバイスやソフトがあります。
非対応の場合は両サイドが黒帯になったり、横に伸びて表示されることになります。
デバイスやソフトがDual WQHD(5120×1440)にも対応してくれるといいですね。。。
LANポートの規格が100BASE-TX
モニターに搭載されているLANポートですが規格が「100BASE-TX」となっています。(転送レートは100Mbps、対応ケーブルはCAT5)
最近は転送レートが1Gbpsの回線が増えてきているので、それに対応した規格に対応してくれることを期待してます。
まとめ
今回はJAPANNEXTから発売された「UX49 2024版 JN-QOLC49G144DQ-HSC9L」を紹介しました。
49インチ144Hz対応ウルトラワイドゲーミングモニター、量子ドット有機ELパネル(QD-OLED)搭載、Dual WQHD(5120×1440)解像度、KVM機能搭載と機能盛りだくさんのハイスペックモニターです。
同機能をもつ他社製品の価格帯は20万円を超えているのですが、20万円を切っている UX49 2024版 のコスパはすごいです。。。
「臨場感がある大画面モニターを使ってみたい」「最強湾曲ウルトラワイドモニターに興味がある!」という人にはおすすめですので、興味をもった人はJAPANNEXT公式サイトをチェックしてみてください。