今回はJAPANNEXTより2025年3月28日に発売された「JN-VC39G165Q-C6」をレビューしていきます。
「JN-VC39G165Q-C6」は38.5インチの大型VAパネルを採用した曲面ディスプレイが視界を包み込むため高い没入感が魅力です。
さらに最大165Hzの高速リフレッシュレートに対応しているので、ゲーミング用途にも最適なモニターです。WQHD(2560×1440)の高解像度により作業領域も広く、ゲームはもちろん仕事にも幅広く活用できます。
では、早速みていきましょう。

JN-VC39G165Q-C6 の特徴

JN-VC39G165Q-C6の特徴は以下のとおり。
- 大画面38.5インチのVAパネルの曲面ディスプレイ
- 165Hzの高速リフレッシュレート対応&応答速度1ms(MPRT)
- WQHD(2560×1440)解像度の高精細画面
- 4000:1の高コントラストで黒を鮮やかに描画可能
- PS5とのWQHD:120Hz接続(HDMI接続時)対応
- マルチウインドウ機能対応
JN-VC39G165Q-C6 の仕様・外観
スペック

パネル種類 | VA |
サイズ | 38.5(曲率:R3000) |
バックライト | E-LED |
輝度 | 300cd/m2 |
リフレッシュレート | 最大165Hz (DisplayPort/Type-C接続時、HDMIでは最大144Hz) |
コントラスト比 | 4000:1 |
解像度 | 2560×1440 |
アスペクト比 | 16:9 |
応答速度(最大) | OD:7ms(GtoG)/MPRT 1ms |
表面処理 | 半光沢 |
表示色 | 1677万色 sRGB99% / DCI-P3 88% |
入力端子 | DP: 1.4 2560×1440@165Hz HDMI: 2.0 2560×1440@144Hz Type-C(USB-C): 2560×1440@165Hz 65W給電 |
消費電力 | 最大65W 通常44W 省エネ27W スタンバイ1W USB-C 給電使用時 最大130W |
スピーカー | なし |
製品重量 | 約11.3Kg |
VESAマウント | 100x100mm(M4×10mm) |
付属品 | DPケーブル、Type-Cケーブル、電源ケーブル、マニュアル、 VESAマウント延長スペーサー、保証書 |
価格 | 76,980円(税込、直販価格) |
外観

38.5インチの大画面ですが、湾曲しているので端の方まで視界に収めやすくなっています。
背面にはLEDライトが搭載されています。(赤色のみでON・OFFの制御が可能)


チルト機能搭載で-5°〜+15°で傾きを変えることが可能。


モニターの設定は下にあるディスプレイボタンにておこないます。
スティックタイプでこれ一つで操作が完結するのは非常に使い易いです。


スタンドの設置にはドライバーが必要。


インターフェースは HDMI × 1、DisplayPort × 1 、USB-C × 1、オーディオ です。


付属品は以下の通り。HDMIケーブルが必要な人は別途用意する必要があります。
DPケーブル
Type-Cケーブル
電源ケーブル
マニュアル
VESAマウント延長スペーサー
保証書

よかったところ
38インチの曲面ディスプレイで没入感が高い!


38.5インチの大画面に加えて、曲面ディスプレイのため没入感が高いです。
画面全体が視界を包み込むような感覚となるため、ゲームや動画視聴の際はまるで映像の世界に入り込んだような体験ができます。
高画質で黒をくっきり表現可能!ホラゲ好きにもオススメ

「JN-VC39G165Q-C6」は、sRGB 99%・DCI-P3 88%の広色域と、4000:1という高いコントラスト比を持つVAパネルを採用しています。
一般的なIPSパネルやTNパネルのコントラスト比が1000:1であることが多いのですが、このモデルはより深い黒と鮮やかな色彩表現が可能です。
コントラスト比が高いことで色の境界がよりくっきりと描写されて、ゲームや画像・動画などのコンテンツを一層リアルに楽しむことができます。
特に暗いシーンや明暗差の大きい映像で細部までしっかりと表現できるので、ホラーゲームや暗めのシーンが多い映画での利用がおすすめです。


PS5とのWQHD 120Hz接続に対応

PS5とWQHD解像度で接続すると、最大120Hzの高リフレッシュレート表示が可能です。
38.5インチの大画面を活かしてPS5の性能を引き出せるので、ゲームの映像がより滑らかになり臨場感たっぷりに楽しむことができます。
WQHD解像度(2560×1440)でデスクワーク作業しやすい

「JN-VC39G165Q-C6」はWQHD(2560×1440)の高解像度に対応しているため作業領域が広く、複数のウィンドウやアプリケーションを同時に表示しても快適に作業できます。
フルHDよりも細かい文字や画像がくっきりと表示されるので、資料作成や画像編集の利用にもおすすめです。



仕事では1画面に複数のウィンドウを並べて作業することが多いので、大画面で高解像度の「JN-VC39G165Q-C6」は手放せません。
複数デバイスの画面を同時表示可能
「JN-VC39G165Q-C6」は画面の四隅に小さい画面で表示する「Picture In Picture」(PIP)機能と、入力ソースを縦2分割で表示する「Picture By Picture」(PBP)機能を搭載しています。
Picture In Picture(PIP)



画面サイズは「大・中・小」の3種類、画面の場所は「左上・左下・右上・右下」の4箇所に配置することができます。
Picture By Picture(PBP)



PBPでは表示する画面の比率を3パターンから選択することができます。

仕事では「Picture In Picture」(PIP)を使うことが多いです。
会議で小さい画面を画面共有して使っています。
Type-C接続で最大65W給電に対応

Type-Cケーブル1本のみでPCや各種デバイスに接続したながら給電することができます。
接続機器に別途充電ケーブルを用意する必要がないため、テーブル上のケーブル周りをスッキリしたい人におすすめです。
試しに色々接続してみました。




接続するデバイスが外部出力に対応していれば問題なく表示できることがわかりました。

仕事用とプライベート用のMacBookやスマホと、接続機器を切り替えながら使うことが多いので、給電しながら使えるのは嬉しいですね。
画面メニューが使いやすい

画面メニューを開いていない時 | ①クロスヘア(照準)の設定を表示(ホットキー1) ② OSD メニューを表示 ③ ピクチャーモードの設定を表示(ホットキー2) ④ 入力ソースを表示(ホットキー3) ⑤ 電源のオン/オフ |
画面メニューを開いている時 | ① メニューを下に移動、または選択項目の数値を下げる ② メニューを選択、または決定 ③ メニューを上に移動、または選択項目の数値を上げる ④ メニューを戻る、または閉じる ⑤ 電源のオン/オフ |




画面設定はモニター下部のスティックボタンで直感的に操作できます。
手元で簡単にメニューを切り替えられるので、複雑なボタン操作が不要で設定変更がスムーズにできるのは良かったです。

複数ボタンあるタイプだと、出力タイプ切り替えようとして電源落とすとか、間違った操作することがあるんですよね・・・
気になったところ
デスクスペースの確保が必要

38.5インチという大画面サイズに加え曲面ディスプレイのため、設置するデスクにある程度の幅や奥行きが必要になります。
デスクの大きさによっては圧迫感を感じることもあるため、必要に応じてモニターアームの導入を検討すると良いかと思います。
スピーカー非搭載
「JN-VC39G165Q-C6」にはスピーカーが搭載されていません。
ゲーム機など接続してプレイする場合、ゲーム機本体の出力もしくはモニターのオーディオ出力にスピーカーやイヤホンを接続する必要があります。
まとめ
「JN-VC39G165Q-C6」は38.5インチの大画面と曲面ディスプレイによる高い没入感が魅力のモニターです。
最大165Hzの高速リフレッシュレートやWQHD解像度に対応しゲームにも仕事にも幅広く活用でき、USB Type-C給電や広色域対応など使いやすさも兼ね備えています。
大画面の曲面モニターで没入感のあるゲームや映像を楽しみたい方、高画質VAパネルで色鮮やかなコンテンツを楽しみたい人におすすめのモニターです。

より大画面の曲面ディスプレイを使いたい人は「UX49 2024版」もチェックしてみてください。