今回はVITUREから2025年11月18日に発売された「VITURE Luma Ultra」を使わせていただくことができたのでレビューしていきます。
ケーブル1本繋ぐだけでスマホ画面やYoutubeなどを大画面で楽しめるXRグラスの最新モデル。
以前VITURE Proをレビューさせていただきましたが、さらに後継モデルということでどのようなアップデートがあるか楽しみです。
VITURE Luma Ultra の特徴
- 152インチ相当・視野角52°のバーチャルスクリーン
- 業界最高クラスの輝度1500ニト
- 近視補正機能搭載
- VITURE独自の電子調光フィルム
- 3段階の角度調整機構
- HARMANオーディオによる臨場感のあるサウンド
- ネックバンドと組み合わせることで6DoFトラッキング&ハンドジェスチャー対応可能
VITURE Luma Ultra の仕様・外観
スペック

「VITURE Luma Ultra」と前モデルの「VITURE Pro」のスペックはこちら。
| 項目 | VITURE Luma Ultra | VITURE Pro |
|---|---|---|
| 体感映像サイズ | 152インチ | 135インチ |
| 視野角 | 52度 | 46度 |
| 解像度(片目あたり) | 1920×1200ピクセル | 1920×1200ピクセル |
| 輝度 | 最大1500ニト | 最大1000ニト |
| リフレッシュレート | 120Hz | 120Hz |
| 視度調整 | 0 〜 -4.0D | 0 〜 -5.0D |
| 重量 | 83g | 約77g |
| カメラ | RGBカメラ+デュアル深度カメラ | なし |
| 価格 | 89,880円(税込) | 74,880円(税込) |
| その他特徴 | ハンドジェスチャー対応 ダイナミックライトエフェクト搭載 | 調光反応速度アップ 遮光性能強化 |
外観


パッケージを開けると、VITURE Luma Ultraがケースに入って収納されています。


付属品は以下の通り。
- VITURE Luma Ultra XRグラス
- ノーズパッド (※)
- USB-C端子マグネットケーブル
- 専用グラスケース
- アンチクリップヘアカバー
- グラスクロス
- クイックスタートガイド
- 安全ガイドライン
※ノーズパッドに関しては、現在販売中の製品では、下記の構成となっております。
本体に装着されたノーズパッド:1点
同梱物:サイズ違いのノーズパッド 2点、交換用ノーズパッドクッション:2点




本体デザインは内部構造がうっすらと見える半透明な仕上げ。
フレームの両端と中央にカメラが搭載されているのが特徴的で、これがトラッキングやハンドジェスチャー操作を可能にしています。(現時点ではPCやスマートフォン用専用アプリやネックバンド型デバイス「VITURE Pro ネックバンド」が必要)


VITURE Luma Ultra のギミックの一つにレンズの角度調整機能があります。
XRグラスを使ったことがある方にはイメージつくと思うんですが、見ているレンズの角度を少し上下にずらしたいというケースがあるので、この機能はかなり嬉しいです。


レンズ上部には近視補正ダイアルがあり最大「-4.0D」まで補正が可能です。
ツルの裏側には音量ボタン、電子調光フィルム切り替えボタン、画面の明るさなどを変更できるボタンがついています。

ツルの耳にかかる部分にはスピーカーがついており、HARMANオーディオの専門家によるチューニングで臨場感のある音を楽しむことができます。
使ってみた感想
ケーブル1本で気軽にXR空間を楽しめる

スマホやタブレットなどにType-Cケーブルを挿すだけで、すぐに大画面を体験することができます。
複雑なセットアップや追加機器が不要で、思い立ったらすぐに使えるのが魅力。

外出時もPCやVITURE Luma Ultraがあれば、モバイルモニターを持ち歩かなくても大画面で作業することもできます。
スマホアプリの「SpaceWalker」アプリの機能「Immersive 3D(没入型 3D)」を使うことで、撮影した2Dの画像や動画を3D化して表示することが可能です。
Immersive 3Dの詳細はこちら

専用機器を使わず、スマホで撮影した映像が立体的に表示されたのは感動しました。
ほかにもSBS 3D映像(3840×1080)を再生している場合は、「VITURE Luma Ultra」の右側のツルにあるボタン長押しで3Dモードに切り替えて表示することがことができます。
3Dモードの詳細はこちら
6DoF対応でさらに快適になった

PCと接続する際にマルチディスプレイで仮想ディスプレイを複数表示させることができるので、効率的に作業ができます。

「VITURE Luma Ultra」 と 別売りの「VITURE Pro ネックバンド」、またはWindows/macOSのSpaceWalkerアプリと組み合わせることで、6DoFに対応するので画面を空間上に固定することが可能です。
これがかなり便利で、頭を動かしても画面が追従しないので、画面が見づらかったら頭を画面に近づけて確認することができるようになりました。

資料作成や簡単な開発業務で使っていますが、仕事でも充分に使えるレベルかと思います!
高精細ディスプレイ&輝度1500ニトで明るくて見やすい

「VITURE Luma Ultra」はソニー製最新マイクロOLEDパネルを搭載し、4K相当の1200P超高精細ディスプレイになったことで、前モデルの「VITURE Pro」より精細な描写が可能となり、表示される文字もかなり見やすくなりました。
また最大1500ニトの輝度のおかげて、明るい場所でも映像がくっきり見えるのでより使いやすくなっています。


さらに電子調光フィルムをONにすることで周りの景色を見えないようにすることができます
より没入感を高めて映像を楽しみたい時は機能を有効にしてみてください。
近視補正ができるのが嬉しい

筆者は視力が悪いのでXRグラスを使う時はコンタクトをつけて使う必要があったのですが、「VITURE Luma Ultra」は近視補正機能を搭載しているので、メガネをつけずにそのまま装着することができます。
これはメガネユーザーには嬉しい機能ですね。
近視補正の範囲は最大「-4.0D」までのため、乱視や強度近視の方は別売りのインサートレンズかコンタクトをつける必要があります。
オプション機器を使うことでSwitch2との連携も可能

今回、Luma Ultraと合わせて「VITURE Pro モバイルドック」も提供いただきました。
これは、SwitchやSwitch2をはじめとするHDMI機器を、VITUREのXRグラスに接続するための専用アダプターです。
Swtich2はType-Cケーブルを直接挿しても外部ディスプレイに接続できないので、XRグラスもそのままだと使うことができません。「VITURE Pro モバイルドック」を経由することでXRグラスに映像出力が可能となります。
VITURE Pro モバイルドック の特徴
- Switch2に正式対応
- XRグラスを2台同時接続可能
- 3Dコンテンツ対応
VITURE Pro モバイルドック の仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| バッテリー容量 | 13,000mAh |
| 接続ポート | HDMI入力×1、USB Type-C入力×1、USB Type-C出力×2 |
| 接続機器 | Nintendo Switch/Switch2、PS5、Xbox、PC、HDMIスティックなど |
| 価格 | 21,800円(税込) |
使ってみた感想

Switch2とモバイルドッグを付属のType-Cケーブルで接続して、XRグラスをモバイルドッグに接続するだけで、Switch2の画面をVITURE Luma Ultraの大画面でプレイすることができます。

高精細な画面でリフレッシュレート120Hzに対応。しかも接続が簡単なので気軽に使えるのが嬉しいですね。


オプションの「Nintendo Switch 2用 モバイルドックカバー」や「VITURE x 8BitDo Ultimate 2C Bluetooth コントローラー( Switchレイアウト)」を使えばさらに遊びやすくなります。

XRグラスは見ている映像を家族や友人と共有できないという課題があったのですが、「VITURE Pro モバイルドッグ」があれば解決できます。
XRグラスが2台必要にはなりますが、モバイルドックを使うことで同じ映像を共有することが可能です。
また、HDMI出力対応機器が接続できるのでPS5などのゲーム機器や、FireStickTVなどを繋いで映画やアニメを大画面で楽しむことができます。
より便利にVITURE Luma Ultraを使いたい場合は「VITURE Pro モバイルドック」もあると良いと感じました。
まとめ

今回は「VITURE Luma Ultra」をレビューしました。
ケーブル一本繋ぐだけで大画面を目の前に表示することができるので、未体験の方はぜひ一度試して欲しいガジェットです。
視野角52度、リフレッシュレート120Hzに対応しているので、VITUREの別モデルや他社XRグラスを使っている人も、満足できる性能かと思います。
特に以下のような方におすすめ。
- 映画やドラマを大画面で楽しみたい方
- 自宅や外出先でマルチモニター環境が欲しい方
- Switchなどのゲーム機を大画面で楽しみたい方
- 最新のXR技術を体験してみたい方
VITURE Pro モバイルドックと組み合わせれば、Switch2を大画面で遊んだり、2人での協力プレイなど楽しみ方がさらに広がります。
XRグラスに興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。
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