ガジェットブログを始めて約一年。
ウルトラワイド・ゲーミング・モバイルディスプレイなどいろいろなディスプレイを使わせてもらう機会が増えました。
最近のハイスペックゲーミングディスプレイの特徴のひとつに「VRR対応」があるのですが、どんなものなのか・どんなメリットがあるのかをちゃんと調べてみようと思ったので記事にしてみました。
VRR(可変リフレッシュレート)ってなに?
VRRはディスプレイのリフレッシュレートを変動させる技術です。
リフレッシュレートは1秒間に何回画面を更新するかを表す数値で、普通のディスプレイは60Hzや120Hzなど固定されています。
VRR対応ディスプレイはこの更新速度をリアルタイムで変えることができます。
VRRだと何が解決される?
リフレッシュレートが可変になると何がいいのかって気になったのでもう少し調べてみました。
通常のディスプレイ(リフレッシュレートが一定)と、接続しているパソコンやゲーム機の画面を描画するスピードと一致しないと「ティアリング」「スタッタリング」といわれる現象が発生します。
ティアリング
画面の上下がわかれてズレてちらついて表示されてしまう現象をティアリングといいます。
VRR対応ディスプレイをつかうと、リフレッシュレートを接続している機器のスピードにあわせて調整するので、ティアリングが起こりにくくなります。
スタッタリング
画面がカクカクする現象で、接続している機器の画面描画が間に合わない時に発生します。
この事象が発生するとき、VRR対応ディスプレイが自動的にリフレッシュレートをさげるためスタッタリングによるカクツキを減らすことができます。
VRRの規格
VRRにはいくつか種類があるようです。
NVIDIA G-SYNC
NDIVIAが開発したVRR技術で、使うにはNVIDIA GPU搭載パソコンと、専用ハードウェアモジュールが搭載されたG-SYNCディスプレイが必要。
接続にはDisplayPortケーブルを使います。
NVIDIAユーザーやより高品質なゲーム体験をしたい人におすすめ。
AMD FreeSync
AMDが開発したVRR技術で、AMD GPU・NVIDIA GPU搭載のPCと、AMD FreeSync対応ディスプレイが必要。専用ハードウェアモジュールは不要なのでG-SYNCディスプレイよりは安価。
接続はDisplayPort/HDMIケーブル。
一部NVIDIA GPUと互換性があり幅広いPCで利用可能で、専用ハードウェアモジュール不要なのでコスパがよいのがおすすめポイント。
HDMI VRR
HDMI2.1の機能の一つで、HDMI2.1の対応テレビやディスプレイで利用可能。
接続はHDMIケーブル。
HDMI2.1に対応していれば、PS5やXboxなどコンソールゲーム機など、PC以外でも使うことができるのがおすすめポイント。
PS5でVRR使うならHDMI VRRってことですね。
VRR対応ディスプレイを使うとどんなメリットがあるの?
映像がなめらかになる
「ティアリング」「スタッタリング」が減るので、映像がなめらかにみえます。
そのため画面の切り替わりや動きの多いゲームはVRR対応モニターを使うのがおすすめです。
目の疲れが減る
ちらつきやカクカクした状態でゲームをすると目が疲れてしまいます。
それらの現象がおさえられるのであれば、長時間モニターをみていても目の疲れを感じにくくなります。
VRR対応ディスプレイ「JN-IPS27144UHDR-HSP」を使ってみた感想
アンバサダーを務めさせていただいているJAPANNEXT様からお借りしている4K@144HzのVRR対応ディスプレイ「JN-IPS27144UHDR-HSP」でPS5のゲームを試してみました。
「JN-IPS27144UHDR-HSP」はHDMI2.1に対応しているディスプレイなので「HDMI VRR」に該当します。また「AMD Freesync」にも対応しているため、幅広い機器で滑らかな映像体験が可能です。
PS5でしばらくフォートナイトをプレイしてみたのですが、ディスプレイの解像度が4Kということもあって、表示される映像が綺麗だと感じました。
負荷がかかりそうなプレイヤーが密集するときも特にカクツキなどは感じられず、なめらかな映像で楽しむことができました。
自分は建築が苦手なので実感がなかったのですが、子供にやってもらったときに「建築バトルしているときにカクツキ少ないねー」といっていたことからも、動きの激しいゲームにおいてVRR対応ディスプレイを使うメリットは充分にあるようです。
(上手い人のバトル終盤の建築バトル、目まぐるしいですよね・・・視点移動が激しすぎ)
PS5やXboxの機能をフル活用してゲームを楽しみたいのであれば、VRR対応ディスプレイはおすすめだと言えます。
JAPANNEXTで発売しているディスプレイは同機能をもつ製品と比べて、コスパのよいのが魅力のひとつ。
VRR対応ディスプレイも複数取り扱っているので、気になった方はチェックしてみてください。