2025年5月に発売されたJAPANNEXTの27インチゲーミングモニター「JN-IPS27G1632UF」を使ってみました。
4K/160HzとフルHD/320Hzの2つのフレームレートを切り替えできる「デュアルフレームレート」機能が最大の特徴で、ゲームの種類や使い方に応じて設定を変えることができることができます。
価格も5万円台とコスパが良く、高性能なゲーミングモニターを探している方におすすめできる一台です。

「JN-IPS27G1632UF」の特徴
JN-IPS27G1632UFの主な特徴は以下の通り。
- デュアルフレームレート対応:4K/160Hz、フルHD/320Hzの切り替えが可能
- 27インチ4K IPSパネル搭載で色再現性が高い
- 応答速度0.5ms(MPRT)の高速レスポンス
- HDR対応でより鮮やかな映像表現
- HDMI2.1×2、DisplayPort×2の豊富な接続端子
- PS5の4K/120Hz接続に対応
- VRR(可変リフレッシュレート)対応
「JN-IPS27G1632UF」のスペック・外観
仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
パネル種類 | IPS(AHVA) |
サイズ | 27インチ |
バックライト | E-LED |
輝度 | 300cd/m2 |
リフレッシュレート | 320Hz (FHD) / 160Hz (4K) |
コントラスト比 | 1000:1 |
解像度 | 3840×2160, 1920×1080 |
アスペクト比 | 16:9 |
応答速度(最大) | OD:3ms(GtoG)/MPRT:0.5ms |
表面処理 | 非光沢 |
表示色 | 10.7億色, sRGB:100%, DCI-P3:92%,adobeRGB:87% |
入力端子 | DisplayPort-1: 1.4 (3840×2160) @160Hz / (1920×1080) @320Hz DisplayPort-2: 1.4 (3840×2160) @160Hz / (1920×1080) @320Hz HDMI-1: 2.1 (3840×2160) @160Hz / (1920×1080) @320Hz HDMI-2: 2.1 (3840×2160) @160Hz / (1920×1080) @320Hz |
消費電力 | 最大54W 通常35W 省エネ21W スタンバイ0.5W |
スピーカー | 内蔵スピーカー搭載(2Wx2) |
製品重量 | 約4.2Kg |
VESAマウント | 75x75mm (M4x7mm) |
付属品 | マニュアル、 保証書、VESAマウント延長スペーサー、 電源ケーブル、 電源アダプター、 HDMIケーブル |
価格 | 50,980円(税込、参考価格) |
外観


モニター本体はシンプルなブラック基調のデザインで、背面はLEDライトがグラデーションで点灯します。


チルト機能で-5°〜+15°で調整可能。


背面にはHDMI×2、DisplayPort×2と複数のデバイスを接続することができます。

付属品は以下の通り。
DisplayPortケーブルは付属していないため、使う人は別途用意する必要があります。
- マニュアル
- 保証書
- VESAマウント延長スペーサー
- 電源ケーブル
- 電源アダプター
- HDMIケーブル
よかったところ
デュアルフレームレート機能が便利

このモニターの最大の特徴である「デュアルフレームレート」機能はOSDメニュー、もしくはOSD メニューボタンの「▲」ボタンから簡単に切り替えることができます。
- 4K(3840×2160)/160Hz:グラフィック重視のゲームに最適
- フルHD(1920×1080)/320Hz:FPSなど反応速度重視のゲームに最適





RPGやアドベンチャーゲームは4Kモードで美しい映像を、ApexやVALORANTなどのFPSはフルHDモードで滑らかな映像を楽しむことができます。

仕事や映像を見るときは4K、ゲームはフルHDで使っています。
1台のモニターで2つの用途を使い分けられるのは想像以上に便利ですね。
IPSパネルの発色が良く、27インチの大画面で見やすい

IPSパネル搭載で鮮明な画像を映し出すことが可能で、色再現性はsRGB 100%、DCI-P3 92%と高い数値で、写真編集や動画編集にも十分使えるレベルです。
4K解像度の恩恵で文字もくっきりと表示され、作業用モニターとしても優秀。27インチという画面サイズも、デスクワークにも丁度良いサイズ感だと感じました。
応答速度が速くゲームに最適

0.5ms(MPRT)という応答速度の恩恵で、残像感はほぼ感じられません。FPSなどで素早い視点移動が必要なゲームでも映像が追従してくれます。
入力遅延も少なく、マウスの動きが画面に反映されるまでのタイムラグもほとんど気になりませんでした。
※MPRT 0.5msはリフレッシュレート100Hz以上で有効
PS5を快適に遊ぶことができる

PS5と接続では120Hz表示に対応しているので、動きの激しいゲームでも映像のブレやカクつきがなく、動きがとにかくスムーズです。
またVRR(可変リフレッシュレート)対応で、フレームレートの変動にも強く、ティアリングやスタッタリングを気にせずゲームプレイが可能です。
複数デバイス持ちも使いやすい
PIP(ピクチャーインピクチャー)/PBP(ピクチャーバイピクチャー)機能を搭載しており、2つの入力ソースを同時表示可能です。



PIPを使うことで小窓で画面表示が可能です。サイズは大中小で3つから選択することができます。
PCで作業しながらSwitchのゲーム画面を小窓表示したりできるのは便利でした。


PBPでは画面を2分割して表示することができます。


4K表示した時はそれぞれの解像度は1920×2160となります。出力に非対応の場合は縦長に出力されます。
気になったところ
スタンドの調整機能は最小限
本モデルはECサイト限定モデルでスタンドの高さ調整機能は省略されています。
チルト(上下角度)調整のみ対応で、人によっては画面の高さが合わないかもしれません。
細かい調整が必要な方は多機能スタンドを搭載したJN-IPS27G1632UF-HSPか、モニターアームの使用を検討してみてください。


音にこだわる人は別途スピーカーを用意したほうがいいかも

2W×2の内蔵スピーカーを搭載しているので、接続すればすぐゲームや動画などを楽しむことが可能。ただ、音質にこだわりたい方は別途スピーカーやヘッドホンを用意するのが良いかと思います。
よりゲームを楽しみたい人におすすめ!

JAPANNEXT「JN-IPS27G1632UF」は、デュアルフレームレート機能により1台で2つの用途をこなせるユニークなゲーミングモニターです。
5万円台という価格でありながら4K/160Hz、フルHD/320Hzの高いスペックを実現しており、コストパフォーマンスが良い製品です。グラフィック重視のRPGなどのゲームからFPSまで、幅広いゲームを楽しみたい人にピッタリのモニターと感じました。
1台でゲームも作業も快適したい方におすすめのゲーミングモニターです。

JAPANNEXTとは?
JAPANNEXTは千葉県いすみ市に本社を置く日本の液晶モニターメーカーです。
2016年に創業し、高品質かつ低価格な液晶モニターを展開しています。
ゲーミングモニターやPCモニター、モバイルモニターなど幅広い製品ラインナップが特徴です。
2025年に10周年を迎え、「すべての人がジャストフィットなデスク環境を手に入れられる世界」を目指していくとのこと。
興味を持った方はJAPANNEXT公式Xアカウント(@japannext1)や公式Instagramアカウント(@japannextbrand)をチェックしてみてください。